タキヒヨーはカイ気配スタートでもみ合い上放れ、24年2月期営業利益大幅上方修正と配当増額を好感
タキヒヨー<9982>がカイ気配スタートで株価水準を切り上げ、1100円台のもみ合いを一気に上放れてきた。名古屋を地盤とする老舗の繊維商社で婦人服や子供用品などを主体に全国展開を図っている。採算重視の受注に力を入れ、コスト上昇を販売価格に反映することなどで売上総利益率を改善させ、足もとの利益は会社側の想定を大きく上回って推移している。25日取引終了後、24年2月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の4億円から6億9000万円(前の期比7.3倍)に大幅増額した。また、好業績を背景に株主還元も強化し、24年2月期の年間配当は従来計画の20円に5円増額の25円とすることも併せて発表、これが株価を強く刺激する形となっている。