本日注目すべき【好決算】銘柄 FDK、松屋、キユソ流通 (27日大引け後 発表分)
3月27日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
FDK <6955> [東証S] ★今期経常を50%上方修正
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の4億円→6億円に50.0%上方修正。減益率が53.0%減→29.5%減に縮小する見通しとなった。売上高は計画を下回るものの、経費削減や販売価格の見直しに加え、受取利息や為替差益が好転したことが利益を押し上げる。
ニイタカ <4465> [東証S] ★6-2月期(3Q累計)経常が38%増益で着地
◆24年5月期第3四半期累計(23年6月-24年2月)の連結経常利益は前年同期比38.4%増の10.8億円に拡大して着地。洗剤・固形燃料の売上増加や値上げ効果に加え、乳酸菌発酵食品を製造販売するバイオバンクの新規子会社化なども寄与し、2ケタ増収増益を達成した。
通期計画の12.1億円に対する進捗率は89.3%に達しており、業績上振れが期待される。
松屋 <8237> [東証P] ★前期配当を2.5円増額修正
◆24年2月期の年間配当を従来計画の7.5円→10円(前の期は2.5円)に大幅増額修正した。足もとの業績動向や財務状況などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
キユソ流通 <9369> [東証S] ★12-2月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地
◆24年11月期第1四半期(23年12月-24年2月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の10.3億円に急拡大して着地。鶏卵供給不足からの回復や適正料金施策の推進、減価償却費の減少などで共同物流事業の利益が急改善したことが寄与。インドネシアで新規・既存取引が拡大し、関連事業の収益が大きく伸びたことも大幅増益に貢献した。
セキチュー <9976> [東証S] ★前期配当を10円増額修正
◆24年2月期の期末一括配当を従来計画の20円→30円(前の期は30円)に大幅増額修正した。業績が順調に推移していることを踏まえ、特別配当10円を実施する。
株探ニュース