話題株ピックアップ【夕刊】(3):FDK、中日鋳、モンラボ

注目
2024年3月28日 15時16分

■FDK <6955>  742円  +34 円 (+4.8%)  本日終値

FDK<6955>が大幅高。27日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の修正を発表した。経常利益予想を2億円増額して6億円(前期比29.5%減)に引き上げたことを評価した買いが入ったようだ。経費削減や販売価格の見直しが奏功するほか、受取利息や為替差益の影響もあり、経常利益は計画に対し上振れする見込みとなった。一方、今期の売上高予想は20億円減額し、630億円(同0.3%増)に引き下げた。ニッケル水素電池と、電子事業の各種モジュールの売り上げが減少する。あわせて同社は包頭富士電気化学の出資持分取得による負ののれん発生益とともに、全固体電池に関する固定資産での減損損失を計上。最終利益予想は据え置いた。

■中日本鋳工 <6439>  513円  +21 円 (+4.3%)  本日終値

中日本鋳工<6439>が後場大幅高。午後2時ごろ、未定としていた24年3月期の期末一括配当予想を15円にすると発表しており、2期ぶりの復配を好感した買いが入った。

■モンラボ <5255>  281円  +8 円 (+2.9%)  本日終値

モンスターラボホールディングス<5255>が底堅く推移。この日、シンガポールに拠点を置き、Web3開発インフラを運営するBunzzと、サービス開発の強化に向けた業務提携契約を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。Web3領域の開発で連携を強化し、企業に対する共同提案や開発を進め、売り上げの増加を目指す。ブロックチェーンに関する戦略や設計・開発力も強化していく。

■ニイタカ <4465>  1,982円  +47 円 (+2.4%)  本日終値

ニイタカ<4465>が3日ぶりに切り返し、一時フシ目の2000円大台を回復した。同社は業務用洗剤を主力とし、鍋物料理など外食や旅館向け固形燃料でも高い商品シェアを有する。足もとの業績は製品価格適正化の効果が発現しているほか、インバウンド効果による宿泊者数の増加を背景に固形燃料が好調で収益に貢献している。同社が27日取引終了後に発表した24年5月期第3四半期(23年6月~24年2月)決算は営業利益が10億7100万円と前年同期を4割強上回る大幅な伸びを確保した。特に12~2月期だけでみると前年同期比3倍となる急拡大をみせており、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■タビオ <2668>  1,236円  +26 円 (+2.2%)  本日終値

タビオ<2668>が反発した。同社は28日、スペインのサッカーチームであるFCバルセロナと2026年10月までの3年間にわたるライセンス契約を締結したと発表。販売面での好影響を期待した買いが入ったようだ。今春からカジュアル靴下やフットボールソックスを国内、中国の実店舗と、オンラインストアで展開する予定としている。

■AKIBA <6840>  426円  +8 円 (+1.9%)  本日終値

AKIBAホールディングス<6840>が堅調。27日の取引終了後、子会社のバディネットが、中部地方で通信建設工事を展開するブランチテクノ(名古屋市中村区)の株式を取得し子会社化すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。取得価額は2億7300万円。中部地方での事業体制の強化につなげる。

■ハイブリッド <4260>  550円  +9 円 (+1.7%)  本日終値

ハイブリッドテクノロジーズ<4260>が3日続伸した。27日の取引終了後、ウェブシステムやアプリの開発事業を展開するWur(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。Wurはシステムやアプリの新規立ち上げに経験豊富な人材を持ち、プロダクト戦略やUX/UIデザインなどの対応力で強みを持つ。ローンチ後のサービスを改善・成長させるための知見も豊富な同社とともに、ハイブリッドは顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関する対応領域を拡大し、事業の成長につなげる。取得価額は非開示としている。

■ラサ工業 <4022>  2,716円  +40 円 (+1.5%)  本日終値

ラサ工業<4022>が3日続伸。岩井コスモ証券は27日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は3090円とした。主力製品である高純度リン酸が主用途のフラッシュメモリーの稼働調整緩和で復調の兆しがあり、業績急回復が期待できるとみている。同証券では、24年3月期の連結営業利益は会社予想の32億5000万円(前期比29.7%減)に対し30億7000万円を見込んでいるが、25年3月期の同利益は36億円へ回復すると予想。半導体関連株としては破格のPBR1倍割れ、来期予想PERが10倍未満の株価は水準訂正が期待できる、と指摘している。

■エスプール <2471>  313円  +2 円 (+0.6%)  本日終値

エスプール<2471>が反発した。27日、地域中小企業の事業承継支援事業を始めると発表。今後の収益面での好影響を期待した買いが入ったようだ。事業承継の面で課題を抱える企業への投資・買収や経営支援を行う。また、UターンやIターンを希望する経営者の人材バンクを創設。人材と企業のマッチングにも取り組むとしている。

●ストップ高銘柄

ダイブ <151A>  3,750円  +700 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値

小林洋行 <8742>  460円  +75 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

エスポア <3260>  3,250円  +500 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

地域新聞社 <2164>  547円  +80 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値

さくらケーシーエス <4761>  1,148円  +141 円 (+14.0%) ストップ高   本日終値

以上、5銘柄

●ストップ安銘柄

山大 <7426>  2,655円  -730 円 (-21.6%) ストップ安   本日終値

北越コーポレーション <3865>  1,852円  -509 円 (-21.6%) ストップ安   本日終値

ENECHANGE <4169>  757円  -150 円 (-16.5%) ストップ安   本日終値

以上、3銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.