タカキューがS高カイ気配、取引金融機関が金融支援含む事業再生計画に同意と発表
タカキュー<8166>がストップ高の水準となる前営業日比30円高の99円でカイ気配となっている。28日の取引終了後、同社に対して金融債権を持つ取引金融機関の全てから、約15億円の債権放棄と約5億円の債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ、DES)などの金融支援を含む事業再生計画に同意する回答を受けたと発表した。これに伴い、25年2月期第1四半期(3~5月)に債務免除益約15億円を特別利益に計上し、総額5億円の資金調達とあわせて債務超過の状態が解消する見通しを示した。タカキューは東京証券取引所に同日に事業再生計画を提出。今後、東証が同計画を適当と認め、改善期間内に債務超過が解消されれば上場維持基準に適合する状態となるという。事業再生後の業績回復を期待した投資家の買いが集まったようだ。