ヤマシタHDが冴えない、24年5月期最終利益予想を下方修正
ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>が冴えない。3月29日の取引終了後、24年5月期の連結業績予想について、純利益を4億6400万円から3億3100万円(前期比51.5%増)へ下方修正したことが嫌気されている。新物流センター開設に伴う減損損失を計上する予定であることが要因としている。
一方、売上高は542億1500万円から627億6400万円(同7.9%増)へ、営業利益は6億4100万円から8億8300万円(同23.6%減)へ上方修正した。中核事業である医療機器販売業において、検査用機器などの設備投資需要が前年同期よりも増加したことや、検査・手術件数の回復による診療材料の売り上げが回復したことによる医療機器消耗品が増加したことなどが要因。また、原材料価格の高止まりや円安進行によるコスト上昇分の一定程度について販売価格への反映を進めていることも寄与する。
同時に発表した第3四半期累計(23年6月~24年2月)決算は、売上高453億7300万円(前年同期比8.7%増)、営業利益8億3000万円(同7.3%減)、純利益4億4200万円(前年同期100万円)だった。