DLEは連日安値更新、業績悪化で下値模索の動き
ディー・エル・イー<3686>は連日で年初来安値を更新した。同社は朝日放送HD傘下で独自キャラの著作権ビジネスを展開している。先月15日、24年3月期連結業績予想について売上高を21億円から18億円(前の期比10.9%減)へ、最終損益を2億3000万円の赤字から4億3000万円の赤字(前の期5億8200万円の赤字)へ下方修正した。大口案件の一部で失注や翌期へのずれ込み、ゲームの受託開発案件で開始時期の見直しがあったことが要因。加えて、開発中のビジネスメタバース事業で製品リリース時期が不透明となり、これに伴い減損損失を計上する見込みとなったことも響く。
業績悪化を背景に同社株は下値模索の動きに。2020年5月以来、およそ3年11カ月ぶりの安値圏に沈んでいる。