豊田合が下げ幅を縮小、高圧水素タンクが水素エネルギーなどで航行する船舶に採用
豊田合成<7282>が後場下げ幅を縮小している。午後1時ごろ、生産する高圧水素タンクが、水素エネルギーなどで航行する国内初の旅客船に採用されたと発表しており、これが好材料視した買いが下値に入っているようだ。
同水素タンクは、燃料電池車の「MIRAI」向けにトヨタ自動車<7203>と共同開発した水素貯蔵技術を応用しており、トラックなどの商用車を中心に搭載が進んでいる大型タイプ。より多くの水素を効率的かつ便利に貯蔵・移送できるよう、大型タンクを複数本組み合わせた水素貯蔵モジュールをトヨタが開発し、今回、商船三井<9104>グループなどが出資するMOTENA-Sea(東京都千代田区)の旅客船に搭載された。