本日注目すべき【好決算】銘柄 ナルミヤ、西松屋チェ、フジ (3日大引け後 発表分)
4月3日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ナルミヤ <9275> [東証S] ★今期経常は12%増で3期連続最高益、12円増配へ
◆24年2月期の連結経常利益は前の期比27.6%増の20.7億円で着地。続く25年2月期も前期比12.4%増の23.2億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はSC事業が出店加速などによって2ケタ増収を見込むほか、百貨店事業ではベビー・子供服売場におけるシェア拡大を目指す。
業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比12円増の53円に増配する方針とした。併せて、27年2月期に営業利益30億円(24年2月期実績は21億円)を目指す中期経営計画を発表。
西松屋チェ <7545> [東証P] ★今期経常は11%増で3期ぶり最高益、前期配当を2円増額
◆24年2月期の経常利益(非連結)は前の期比8.6%増の125億円で着地。続く25年2月期も前期比11.2%増の140億円に伸び、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は店舗網が手薄な首都圏など人口集中地域への出店を加速するほか、不採算店舗のスクラップやリプレースを引き続き進める方針。
業績好調に伴い、前期の年間配当を27円→29円(前の期は26円)に増額し、今期も29円を継続する方針とした。併せて、発行済み株式数の0.26%にあたる15万4000株または3億円を上限に自社株買いを実施すると発表。
フジ <8278> [東証P] ★前期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の135億円→174億円に28.9%上方修正。増益率が1.1%増→30.2%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。消費者の節約志向などのニーズを捉え、食料品の販売が好調に推移したことが寄与。徹底した商品・在庫管理によるロス削減に加え、生産性向上や電気使用量の削減に取り組んだことも上振れにつながった。
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株探ニュース