東京株式(前引け)=大幅反発、主力株中心に買い戻しの動き広がる
4日前引けの日経平均株価は前営業日比649円97銭高の4万101円82銭と急反発。前場のプライム市場の売買高概算は9億5649万株、売買代金概算は2兆3490億円。値上がり銘柄数は1198、対して値下がり銘柄数は406、変わらずは48銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻しの動きが広がり、日経平均は先物を絡め急速に切り返す展開となった。一時800円近い上昇で4万200円台まで上値を伸ばし、前引け時点で4万円大台を回復している。前日の米国株市場ではハイテク株が買われナスダック総合株価指数が堅調だったほか、足もと外国為替市場で1ドル=151円70銭近辺の推移と円安水準でもみ合っていることで、半導体関連などハイテク系グロース株に物色の矛先が向き全体指数を押し上げる格好となった。値上がり銘柄数は1200近くに及びプライム市場全体の7割以上の銘柄が上昇した。
個別ではソシオネクスト<6526>が売買代金トップで一時ストップ高に買われる人気、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>も買いが優勢だった。東京電力ホールディングス<9501>も商いを伴い大幅高に買われ1000円台に乗せた。トヨタ自動車<7203>、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。ディー・エヌ・エー<2432>、フジクラ<5803>なども物色人気に。半面、三菱重工業<7011>が冴えず、さくらインターネット<3778>も売りに押された。霞ヶ関キャピタル<3498>が大幅安。円谷フィールズホールディングス<2767>、ダブル・スコープ<6619>なども安い。