10万円以下で買える、財務健全&低PBR 22社【プライム】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。
東証プライム上場企業では271銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる22社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは5日現在)
なお、7日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 株主資本
コード 銘柄名 金額 比率 PBR
<2120> LIFULL 16600 64.9 0.68
<5957> 日東精 61900 60.7 0.70
<6480> トムソン 62600 62.8 0.58
<6167> 冨士ダイス 66500 77.3 0.65
<4215> タキロンCI 66700 62.0 0.70
<6445> ジャノメ 67000 64.0 0.38
<7600> 日本MDM 70400 80.5 0.76
<4548> 生化学 75400 89.8 0.57
<3580> 小松マテーレ 75600 76.2 0.82
<7955> クリナップ 76200 62.0 0.48
<5959> 岡部 79100 69.0 0.59
<3608> TSIHD 79700 70.2 0.61
<5262> 日ヒュム 82800 69.0 0.50
<9474> ゼンリン 83800 65.8 0.95
<4097> 高圧ガス 85900 63.7 0.65
<6118> アイダ 88400 65.2 0.67
<9990> サックスバー 88600 68.5 0.95
<5408> 中山鋼 90900 67.6 0.49
<6140> 旭ダイヤ 92200 83.8 0.78
<7820> ニホンフラ 93600 70.4 0.66
<8005> スクロール 94200 63.2 0.97
<9543> 静ガス 95500 69.4 0.67
※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。
※通期予想が最終赤字、無配の銘柄は除いた。
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株探ニュース