米国株見通し:下げ渋りか、中東への過度な懸念は一服

市況
2024年4月8日 14時01分

(13時30分現在)

S&P500先物      5,247.25(-5.75)

ナスダック100先物  18,289.00(-11.75)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ

5日の主要3指数は反発。買い一巡後は伸び悩んだものの、ダウは307ドル高の38904ドルとプラスに転じた。焦点の雇用統計は非農業部門雇用者数が増加し、失業率は低下、平均時給は想定と一致。予想よりも強い内容となり、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めスタンスを後押しした。それを受け、長期金利は上昇基調を強めたが、労働市場の需給引き締まりにつながらないとの見方からハイテクなどの買戻しが相場を支えた。

本日は下げ渋りか。パウエルFRB議長をはじめ当局者は目先も引き締め的な政策スタンスを堅持する構えで、利下げ縮小などタカ派的な政策運営を警戒した売りも出やすい。今晩発表のNY連銀1年インフレ期待で高止まりが示されれば、売りに押される展開となりそうだ。ただ、雇用統計で賃金上昇圧力は限定的との見方から、下げは限定的となる可能性も。また、中東情勢への過度な懸念は和らぎ金利高抑制なら買戻しが見込まれる。

《TY》

提供:フィスコ

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