東京株式(大引け)=426円高、半導体関連など買われ大幅続伸

市況
2024年4月9日 16時01分

9日の東京株式市場は前日に続き買い優勢の地合いだった。前日の米国株市場が高安まちまちだったことを受け前場は模様眺めムードだったが、後場に入ると売り物薄のなか日経平均は次第高の展開となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比426円09銭高の3万9773円13銭と大幅続伸。プライム市場の売買高概算は15億5143万株、売買代金概算は3兆9596億円。値上がり銘柄数は1155、対して値下がり銘柄数は441、変わらずは56銘柄だった。

きょうの東京市場は買い優勢のなかも前場は気迷いムードが漂っていた。前日の米国株市場では3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を10日に控え、様子見のなかNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに小幅な値動きに終始しており、東京市場でも方向感がつかみにくかった。ただ、米長期金利の上昇を背景に外国為替市場でドル高・円安が進んだことはハイテク株を中心に追い風材料に。後場に入ると先物主導で日経平均は次第高の展開に変わった。金や銅などコモディティ価格の上昇を背景に非鉄株などにも買いが目立った。個別株ベースでは値上がり銘柄数が全体の70%を占めた。ただ、売買代金は3兆9000億円台にとどまり、1月30日以来約2カ月半ぶりに4兆円台を割り込んだ。

個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が買われ、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>なども値を上げた。信越化学工業<4063>も上昇した。前日に続き売買代金首位のソシオネクスト<6526>は小幅ながらプラス圏で着地。野村マイクロ・サイエンス<6254>はストップ高人気。このほか、安川電機<6506>が値を飛ばし、さくらインターネット<3778>が商いを膨らませ値を飛ばした。株価低位のリソー教育<4714>も値幅制限いっぱいに買われた。ジャステック<9717>、RS Technologies<3445>も急騰した。

半面、ルネサスエレクトロニクス<6723>が売りに押され、ローム<6963>は大幅安、キーエンス<6861>も軟調だった。ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、ニトリホールディングス<9843>もマイナス圏で引けた。ヤクルト本社<2267>が安く、マニー<7730>、朝日インテック<7747>、ウエルシアホールディングス<3141>なども値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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