株価指数先物【昼】 25日線で底堅さがみられショートカバーを誘う
日経225先物は11時30分時点、前日比240円高の3万9650円(+0.60%)前後で推移。寄り付きは3万9740円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9635円)を上回り、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後には、3万9810円まで上げ幅を広げる場面も見られたが、買い一巡後は利食いの動きが強まり、中盤にかけて一時3万9480円まで軟化。終盤にかけては再び強含みの展開となった。
日経225先物は、米ハイテク株買いの流れを受けた指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇のほか、4月のSQ(特別清算指数算出)に絡んだ売買が差し引きで買い越しだった需給要因が加わったようである。ただし、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が寄り付き後に一段安となり、一時日経平均株価を200円近く下押したことが重荷となったため、買い一巡後の持ち高調整に向かわせたようである。もっとも、日経225先物は売り一巡後の切り返しで再び25日移動平均線を上回ってきており、同線での底堅さがみられてくるようだと、ショートカバーを誘う流れも意識されてきそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.33倍と横ばいだった。朝方は14.41倍まで上昇する場面も見られたが、14.42倍に位置する75日線を超えることができず、NTショートの動きに向かわせている。
株探ニュース