話題株ピックアップ【夕刊】(3):クリーマ、G-FAC、エコモット

注目
2024年4月12日 15時20分

■クリーマ <4017>  400円  +80 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値

クリーマ<4017>に物色人気集中。同社はクリエイターオリジナルのハンドメイド作品のeコマース市場を運営している。11日取引終了後に24年2月期決算を発表、営業損益段階で4100万円の黒字(前の期は3億8500万円の損失)と赤字から脱却した。また、続く25年2月期は営業利益が前期比3倍となる1億2100万円を予想しており、これを手掛かり材料に投資資金が集結する形となった。

■G-FACTORY <3474>  415円  +80 円 (+23.9%) ストップ高   本日終値

G-FACTORY<3474>が急騰。同社は11日取引終了後、株主優待制度を再開すると発表しており、これが好感されたようだ。同社は22年6月末日基準日以降の株主優待制度を廃止していたが、自社の商品や事業の認知度向上及び株式への投資魅力を高めることを目的に再開するという。なお、内容は12月末日時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対し、グループの国内直営店及び国内ライセンス店舗で利用できる3000円相当の食事券を贈呈するとしている。

■エコモット <3987>  481円  +80 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

エコモット<3987>がストップ高まで買われた。同社は11日、グループのGRIFFYが国土交通省東北地方整備局の「ICTサポーター」に認定されたと発表。ICTサポーター制度とは、東北地方整備局などから構成される「東北みらい DX・i-Construction 連絡調整会議」が、情報通信技術(ICT)やデジタル技術の先駆者として技術支援を行う企業などをICTサポーターとして認定し、東北地域の地元建設企業への実践的な技術支援(技術指導、技術相談、助言など)により、ICTやデジタル技術の導入・活用の促進を目指す取り組みのこと。GRIFFYは認定により、自社が持つ技術や製品が活用される機会の拡大を図り、東北地域での建設産業の生産性向上に貢献するとしている。

■トリプルアイズ <5026>  975円  +150 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

トリプルアイズ<5026>が後場に急伸。この日、24年8月期第2四半期累計(23年9月~24年2月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比85.1%増の20億3400万円、経常損益は3300万円の黒字(前年同期は3000万円の赤字)となった。通期の経常損益予想は8600万円の赤字としているが、中間期の段階で経常黒字を確保したことをポジティブ視した買いが入ったようだ。道路交通法改正に伴って、AIZEシステムにアルコールチェッカーとの連携機能を搭載したサービスの受注が増加。AIソリューション事業が成長した。GPUサーバー事業では大型案件の納品により黒字化を達成した。

■トラースOP <6696>  409円  +49 円 (+13.6%)  本日終値

トラース・オン・プロダクト<6696>が反発した。11日の取引終了後、AI電力削減ソリューション「AIrux8」について、加賀電子<8154>グループの加賀FEIへ戦略販売パートナーとして提供を開始すると発表。収益面でのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。AIrux8は、センサーを通じて施設内の混雑状況などのデータを取得し、AIで解析したうえで、無駄な電力を削減して省エネにつなげるサービス。消費電力削減効果や機能性について確認がとれたことから、加賀電子グループのなかで設備提供を手掛ける加賀FEIにおいて本格的な取り扱いを始める。25年1月期の売上高に与える影響は、AIrux8の販売状況に依存するため、現時点では精査中としている。あわせて同社は、取引先からセットトップボックスの受注も発表。受注金額は1800万円という。

■エスケイジャパン <7608>  811円  +78 円 (+10.6%)  本日終値

エスケイジャパン<7608>が後場に急騰。12日午後2時、24年2月期の連結決算発表にあわせ、25年2月期の業績と配当予想を開示した。今期の年間配当予想は記念配当5円を含めて25円(前期比8円増配)とし、これをポジティブに受け止めた投資家の買いが集まった。今年12月1日に創立35周年を迎えることから、期末に普通配当に加えて記念配当を実施する。25年2月期は、売上高で前期比3.6%増の110億円、最終利益で同7.4%減の7億円を見込む。

■オオバ <9765>  1,126円  +98 円 (+9.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位

オオバ<9765>が続急伸し、1997年以来の高値圏で推移している。11日の取引終了後、24年5月期の年間配当予想を3円増額して37円(前期比13円増配)にすると発表した。加えて取得総数20万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.25%)、取得総額1億5000万円を上限とする自社株買いの実施と、25万株の自社株消却も公表しており、これらを材料視した買いが入ったようだ。自社株の取得期間は4月12日から2025年2月28日まで。自社株消却は24年4月30日を予定する。あわせて発表した24年5月期第3四半期累計(23年6月~24年2月)の連結決算は、売上高が前年同期比10.1%増の107億5900万円、最終利益が同2.4倍の7億1800万円だった。

■ヤマトインタ <8127>  326円  +17 円 (+5.5%)  本日終値

ヤマトインターナショナル<8127>が後場に上げ幅を拡大し、年初来高値を更新した。12日午後2時に24年8月期第2四半期累計(23年9月~24年2月)の連結決算発表にあわせ、配当予想の修正を発表した。期末配当予想を4円増額して10円に見直し、材料視されたようだ。年間配当予想は16円(前期比4円増配)となる。2月中間期の売上高は前年同期比3.8%増の111億7500万円、経常利益は同41.3%減の2億4600万円だった。

■神島化学工業 <4026>  1,684円  +84 円 (+5.3%)  本日終値

神島化学工業<4026>が3日ぶりに反発した。東京証券取引所が11日の取引終了後、12日付で同社株を貸借銘柄に選定すると発表。株式の流動性向上を期待した買いが入ったようだ。日本証券金融も12日約定分から神島化を貸借銘柄に追加した。

●ストップ高銘柄

データセクション <3905>  2,140円  +400 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値

ホームポジション <2999>  492円  +80 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

エスポア <3260>  3,090円  +500 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値

AGS <3648>  1,067円  +150 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値

アズジェント <4288>  761円  +100 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

なし

⇒⇒最高10万円が当たる! 「個人投資家大調査」を実施中

⇒⇒「株探」では、ただいま「個人投資家大調査-2024」を実施しています。

⇒⇒アンケートにご回答いただいた方から、抽選で「QUOカード」を1名の方に10万円分、1名の方に7万円分、33名の方に1万円分を差し上げます。

⇒⇒アンケートは4月15日(月)午後6時までの予定ですが、回答数の状況で、予定より前に終了することもあります。

⇒⇒アンケートのご回答はこちらからお願いします。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.