【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、半導体関連中心に買い優勢 (4月12日)

市況
2024年4月12日 16時07分

日経平均株価

始値  39722.02

高値  39774.82(09:03)

安値  39457.73(10:11)

大引け 39523.55(前日比 +80.92 、 +0.21% )

売買高  16億3518万株 (東証プライム概算)

売買代金  4兆5786億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は80円高と3日ぶり反発、一時300円超上昇

2.前日の米国では半導体株など買われナスダック指数は最高値

3.東京市場では半導体関連や不動産株などに買いが流入する

4.レーザーテクや東エレク、ディスコ、アドテストなどが高い

5.長期経営方針を発表した三井不が急伸、菱地所や住友不も上昇

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比2ドル安と小幅に4日続落した。ディフェンシブ株が低調もアップル<AAPL>などハイテク株が相場を支えた。

東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発。前日の米国市場でナスダック指数が最高値を更新したことを受け、東京市場でも半導体関連株が買われたほか、不動産株などが値を上げた。

前日の米株式市場では、NYダウは小幅に4日続落したが、ナスダック指数は271ポイント高と急伸し最高値を更新した。エヌビディア<NVDA>など半導体株が相場を押し上げた。これを受けた東京市場でも、半導体関連株に買いが流入したほか、新たな長期経営方針を発表した三井不動産<8801>が急伸し不動産株が買われた。日経平均の上昇幅は朝方に一時300円を超える場面があった。ただ、日経平均への寄与度が大きいファーストリテイリング<9983>は下落し上値を抑える展開。週末でポジション調整の動きもあり結局、日経平均は80円高で取引を終えた。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>が高く、アドバンテスト<6857>やSCREENホールディングス<7735>が値を上げた。ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>、日立製作所<6501>もしっかり。三菱地所<8802>や住友不動産<8830>が買われ、さくらインターネット<3778>や霞ヶ関キャピタル<3498>が値を飛ばした。

半面、トヨタ自動車<7203>やダイキン工業<6367>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調。東京電力ホールディングス<9501>が値を下げ、三井E&S<7003>も下落した。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が売られ、SHIFT<3697>が大幅安となった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、レーザーテク <6920>、テルモ <4543>、アドテスト <6857>、三井不 <8801>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約113円。うち57円は東エレク1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、セブン&アイ <3382>、日東電 <6988>、安川電 <6506>、ニトリHD <9843>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約205円。うち190円はファストリ1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)不動産業、(2)その他金融業、(3)ガラス土石製品、(4)水産・農林業、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)小売業、(3)電気・ガス業、(4)海運業、(5)鉄鋼。

■個別材料株

△大黒天物産 <2791> [東証P]

今期業績・配当予想を上方修正。

△G-FAC <3474> [東証G]

株主優待制度の再開を好感。

△エコモット <3987> [東証G]

グループ会社が「ICTサポーター」に認定。

△クリーマ <4017> [東証G]

25年2月期営業利益3倍化を見込む。

△ローツェ <6323> [東証P]

今期最高益見通しや株式分割を好感。

△トラースOP <6696> [東証G]

加賀電子グループ企業にAI電力削減ソリューション提供開始。

△レーザーテク <6920> [東証P]

SOX指数大幅高受け買い戻し。

△三井不 <8801> [東証P]

前期配当増額と自社株買い・長期経営方針をポジティブ視。

△オオバ <9765> [東証P]

配当予想3円増額と上限20万株の自社株買いを発表。

△ベルク <9974> [東証P]

25年2月期営業益予想21%増で8円増配へ。

▼わらべ日洋 <2918> [東証P]

工場再編費用やコスト上昇で6期ぶり営業減益へ。

▼ファストリ <9983> [東証P]

今期最終益予想引き上げも物足りなさを意識。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ローツェ <6323>、(2)ベルク <9974>、(3)さくらネット <3778>、(4)霞ヶ関C <3498>、(5)オオバ <9765>、(6)タツモ <6266>、(7)東洋エンジ <6330>、(8)三井不 <8801>、(9)ACCESS <4813>、(10)東建物 <8804>

値下がり率上位10傑は(1)新光商 <8141>、(2)C&R <4763>、(3)SHIFT <3697>、(4)佐鳥電機 <7420>、(5)三井E&S <7003>、(6)Sansan <4443>、(7)北越コーポ <3865>、(8)ビーウィズ <9216>、(9)わらべ日洋 <2918>、(10)寿スピリッツ <2222>

【大引け】

日経平均は前日比80.92円(0.21%)高の3万9523.55円。TOPIXは前日比12.68(0.46%)高の2759.64。出来高は概算で16億3518万株。東証プライムの値上がり銘柄数は931、値下がり銘柄数は664となった。東証グロース250指数は687.37ポイント(4.73ポイント安)。

[2024年4月12日]

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