RTXが決算 需要は旺盛 株価は小幅高に留まる=米国株個別

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2024年4月23日 23時39分

(NY時間10:38)(日本時間23:38)

RTX<RTX> 101.83(+0.27 +0.27%)

航空宇宙、防衛のRTX<RTX>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。ただ、通期のガイダンスは1株利益、売上高とも従来の見通しを維持している。

カリオCOOは「同社の歴史上最も需要が旺盛な時期の1つだった」と述べた。第1四半期の受注残高は2020億ドルで、そのうちの1250億ドルは民間航空宇宙事業によるもの、残りの750億ドルは防衛事業となっている。

同社は、早期故障の可能性がある汚染された金属粉を使用した部品を交換するため、約3000基のプラット&ホイットニー社製のギアード・ターボファン・ジェットエンジンの高価なリコールをどのように管理するか注目されている。民間航空機技術とパトリオット・ミサイル防衛システムのメーカーでもある同社は9月にこの問題が総額60-70億ドルの財務的影響を及ぼすと見積もり、35億ドルを負担するとしている。

このような中での予想を上回る数字とガイダンス維持は、投資家に若干安心感をもたらしたようだ。ただ、株価は小幅高に留まっている。

(1-3月期決算 第1四半期)

・1株利益(調整後):1.34ドル(予想:1.23ドル)

・売上高:193.1億ドル(184.3億ドル)

コリンズ・エアロスペース:66.7億ドル(予想:66.8億ドル)

プラット&ホイットニー:64.6億ドル

・FCF:-1.25億ドル(予想:-1.70億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):5.25~5.40ドルを維持(予想:5.39ドル)

・売上高:780~790億ドルを維持

・FCF(調整後):約57億ドルを維持(予想:56.9億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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