<マ-ケット日報> 2024年4月26日

市況
2024年4月26日 16時27分

26日の市場は日経平均が大幅反発。終値は前日比306円高の3万7934円だった。前日に800円以上も下げた反動から買い戻しが先行。米国株が下げてインフレを警戒する動きは続いているが、日経平均の3万8000円以下は値頃感による買いが入りやすいようで、悪材料に対する下値の耐性がついてきている。昼過ぎに日銀金融政策決定会合の結果で政策の現状維持が伝わると株価は安心感から一段高。円相場は1ドル=156円台と一段の円安へ進んでいる。

昨日の米国市場は強めの経済指標の発表を受けてダウ平均は続落した。この日発表された1-3月GDP速報値の伸び率はさほどでもなかったが、インフレを示す数値が予想を上回り市場の警戒感が強まってしまった。長期金利が年初来最高を更新したことでダウ平均の下げは一時700ドルを超える場面も。利下げどころか再利上げの芽もありそうな雰囲気となった。もっとも、下値では買いが入り終盤は下げ幅を縮小。実態経済の強さを評価する買いも入っている。

さて、東京市場は米株安にもかかわらず本日は反発する1日に。4月の調整局面である程度売り物は消化されているようで、マイナス材料があっても売り圧力は強まってこない。中頃に日銀の政策会合の結果が出ると日本の金融緩和状態を歓迎するように日経平均は3万8097円(469円高)まで急伸。大台を維持して終えることはできなかったが、緩和と円安で買う相場はもう少し続きそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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