「半導体」が2位、米半導体株高に追随し切り返しトレンドへ<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 円安メリット
2 半導体
3 データセンター
4 円高メリット
5 人工知能
6 半導体製造装置
7 インバウンド
8 生成AI
10 半導体部材・部品
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」が2位にランクインしている。
ここ東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置の主力銘柄や信越化学工業<4063>などの半導体材料を手掛ける銘柄に調整色をみせるものが多くなっていた。しかし、足もとは総じて買い戻し優勢の地合いに変わった。
米国株市場ではここエヌビディア<NVDA>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>といった半導体セクターの象徴株が戻り足を強めており、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は前日まで6連騰を記録、相対的に出遅れ感顕著な東京市場の同関連株に投資資金の流入を誘っている。特に、前週末に今期の低調な業績予想を示したソシオネクスト<6526>が朝安後に切り返すなど、貸株市場を通じて空売りの溜まっていた銘柄を中心にショートカバーの動きが顕在化している。
また、信越化はもとよりSUMCO<3436>や東京応化工業<4186>、日本酸素ホールディングス<4091>といった半導体材料を手掛ける銘柄群にも物色の矛先が向かっており、リバウンド相場に向けたマーケットの注目度も高まっている。
主力どころ以外の半導体関連では、野村マイクロ・サイエンス<6254>、ローツェ<6323>、関東電化工業<4047>、トリケミカル研究所<4369>、ザインエレクトロニクス<6769>、ラサ工業<4022>といった銘柄がマークされる。