エムスリーは年初来安値更新、24年3月期下振れ着地を嫌気
エムスリー<2413>が大幅安で年初来安値更新。前週末26日取引終了後に発表した24年3月期連結決算は売上高が前の期比3.5%増の2388億8300万円、営業利益が同10.6%減の643億8100万円となった。従来予想(売上高2500億円、営業利益750億円)から下振れして着地しており、これが嫌気されている。
医療従事者専門サイト「m3.com」を軸に各種マーケティングを展開するメディカルプラットフォーム部門と、海外部門での目標未達が要因。特に海外部門の減損が利益面で響いた。配当は年21円(前の期19円)とした。
同時に発表した25年3月期業績予想は、売上高が前期比12.2~14.3%増の2680億~2730億円、営業利益が同4.1~8.7%増の670億~700億円の見通し。配当予想は未定とした。