米国株見通し:伸び悩みか、根強い引き締め継続の観測
(13時30分現在)
S&P500先物 5,158.75(+4.00)
ナスダック100先物 18,000.25(-0.50)
米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル高。米金利は底堅く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ
3日の主要3指数は続伸。序盤から堅調地合いを維持し、ダウは450ドル高の38675ドルと3日連続で上値を伸ばした。この日発表された雇用統計は非農業部門雇用者数の減少と失業率の悪化、平均時給の鈍化が示された。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策を弱めるとの見方から、長期金利の低下を背景に主力株への買いが強まり相場をけん引。減収減益も増配などが好感されたアップルは強含み、指数に寄与した。
本日は伸び悩みか。連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計といった重要イベントを通過し、リスク要因は後退。インフレ再加速もFRBが利上げ再開に否定的な政策スタンスも改めて材料視され、買いが入りやすい。ただ、ISM非製造業の価格は上昇しており、利下げ時期後ずれの観測は根強い。長期金利が底堅く推移すれば、ハイテク関連への積極的な買いを抑制しそうだ。また、足元の経済指標は弱さも目立ち、景況感が注視される。
《TY》