「宇宙開発関連」が12位、アストロS来月上場に向け関心アップへ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発関連」が12位と投資家からの注目が続いている。
中国が3日、無人月面探査機「嫦娥(じょうが)6号」の打ち上げに成功した。地球から電波が届かない月の裏側に着陸させ、岩石や土壌を採取して持ち帰るミッションに挑む。成功すれば世界初となる。
その中国と対立する米国は有人の月探査を目指す「アルテミス計画」を進めている。月周回飛行試験を来年2025年9月、月面着陸を26年9月に行う予定だ。米国では民間による宇宙開発も活発で、イーロン・マスク氏率いるスペースXを筆頭に数多くの企業がひしめく。世界的に宇宙分野での競争が加速するなか、日本もキャッチアップが急務となる。政府は企業や大学の研究開発を支援する「宇宙戦略基金」の創設を昨年決めており、今夏にも公募を始めるもようだ。
今月1日、宇宙ゴミ除去サービスのベンチャー、アストロスケールホールディングス<186A>が東証グロース市場に新規上場することが決まった。上場予定日は来月5日。ispace<9348>やQPS研究所<5595>の新規上場時と同じく、宇宙開発関連のテーマは今後ますます関心を高めることだろう。アイスペース、QPS研究所のほか、ロケット開発ベンチャーのスペースワン(東京都港区)に出資するIHI<7013>やキヤノン電子<7739>、中小型株ではセック<3741>、INCLUSIVE<7078>など関連銘柄からは目が離せない。