ユニプレスがS高、25年3月期大幅増配計画をポジティブ視
ユニプレス<5949>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1446円に買われ、年初来高値を更新した。前週末10日の取引終了後、24年3月期の連結決算を発表。売上高は前の期比10.1%増の3350億7900万円、最終利益は同2.1倍の52億5600万円だった。顧客の増産や為替効果に加え、日本と米州事業が順調に推移し、計画を大幅に上回って着地。前期の配当も従来の予想から5円増額した。25年3月期は売上高が前期比1.5%減の3300億円を見込む半面、最終利益は同4.6%増の55億円を計画。年間配当予想は同25円増配の60円とした。業況とともに大幅な増配計画を評価した買いが集まったようだ。同社はあわせて中期経営計画も開示。27年3月期に売上高3360億円、営業利益210億円(25年3月期見通しは120億円)に伸ばす目標を掲げた。株主還元では、当面はDOE(株主資本配当率)2%超を意識し、中期的に3%を目指す方針を示している。