ドル円今週の予想(5月7日) サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)

経済
2024年5月13日 9時55分

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のドル円について『介入が警戒される一方で、日米の金利差もあるため、上値も下値も限定的となり、保ち合いとなりそうだ』と述べています。

続けて、『先週は、4月29日に1ドル=160円を超えたところで、日本市場が休場で薄商いの中、2022年以降初めてとなる政府・日銀の「ドル売り・円買い」介入が入ったようだ。30日に判明した日本銀行の当座預金残高の見通しから、介入規模は約5.5兆円に上った見込み。1日の介入規模としては過去最大だった2022年10月21日の5兆6202億円に匹敵する』と伝えています。

次に、『米連邦準備制度理事会(FRB)は1日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を6会合連続で据え置くことを決めた。政策金利は2001年以来の高水準となる年5.25~5.50%のまま。決定は全会一致だった』と伝え、『会合後に公表した声明では、インフレ鈍化について「ここ数カ月、一段の進展がない」と明言し、「インフレが持続的に2%へ向かうという、より大きな確信を得るまで、利下げは適切と考えていない」との見解を堅持。経済指標を精査していく姿勢を改めて示した』と解説しています。

ただ、『パウエルFRB議長は記者会見で、次の政策が「利上げの可能性は低い」と明言したことで、市場では想定ほど「タカ派」でないと受け止められ、ドル売り・円買いが進んだ』と述べています。

また、『FOMCが終了したこの日、ドル円は4円以上急落し、政府・日銀による「介入第2弾」と見られた。29日もこの日も、薄商いの時間帯を狙っており、市場では、いつ第三弾が来るか疑心暗鬼になっており、その故に、ドル買いに歯止めがかかってきている。政府・日銀は「24時間体制の覆面」で、薄商いの時間帯に介入効果の最大化を狙っているようだ』と言及しています。

また、『4月雇用統計は予想より弱い結果となり、FRBによる利下げ見通しが強まり、ドル円を押し下げた。ただ、かつての節目と言われた152円は維持され、ドルの底堅い地合いも確認された』と伝えています。

こうしたことから、陳さんは、『今回の介入で、160円の壁が意識される一方で、日米の金利差から152円が底堅いことも判明した。当面はレンジ相場が続きそうだ』と考察しています。

ドル円の今週のレンジについては、『152.00円~156.00円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月8日付「ドル円今週の予想(5月7日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ

《CS》

提供:フィスコ

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