メックがS高カイ気配、円安影響で24年12月期業績予想を上方修正
メック<4971>がストップ高の4550円水準でカイ気配となっている。前週末10日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を163億円から170億円(前期比21.3%増)へ、営業利益を30億円から36億5000万円(同46.4%増)へ、純利益を21億5000万円から26億5000万円(同15.0%増)へ上方修正したことが好感されている。為替が円安に動いていることに加えて、グローバル生産戦略への取り組みで生産効率が改善したことなどが寄与する。
同時に発表した第1四半期(1~3月)決算は、売上高43億5400万円(前年同期比57.5%増)、営業利益10億5300万円(同6.2倍)、純利益7億7900万円(同9.5倍)だった。半導体を搭載するパッケージ基板向けに高いシェアを持つ超粗化系密着向上剤「CZシリーズ」の需要が在庫調整一巡から回復基調にあることに加えて、一部顧客による需要の前倒しなどの影響を受けたことなども寄与した。