話題株ピックアップ【昼刊】:住石HD、エムアップ、リクルート
■住石ホールディングス <1514> 1,554円 +300 円 (+23.9%) ストップ高 11:30現在
住石ホールディングス<1514>が急騰している。15日の取引終了後、麻生(福岡県飯塚市)との資本・業務提携の締結を発表した。現在、麻生は住石HDを持ち分法適用関連会社としており、議決権ベースでの所有割合は49.08%となっている。今後、麻生は市場内での取得により住石HDの議決権所有割合を50%超60%以下とし、連結子会社化を目指す。麻生による買い需要のインパクトを見込んだ資金が住石HDに流入している。住石HDの上場は維持する見通し。同社は資本・業務提携を通じ、石炭事業の成長や九州地区における事業の拡大などを目指す。
■西部電機 <6144> 2,000円 +250 円 (+14.3%) 11:30現在
15日に決算を発表。「今期経常は7%増益、44円増配へ」が好感された。
西部電機 <6144> [東証S] が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比13.7%増の28.7億円になり、25年3月期も前期比6.7%増の30.7億円に伸びる見通しとなった。5期連続増収になる。
■エムアップ <3661> 1,161円 +113 円 (+10.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
エムアップホールディングス<3661>が急反発した。15日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高は前期比7.7%増の200億円、最終利益は同21.5%増の18億円を計画する。前期に続き過去最高益を更新する見通しを示したことに加え、年間配当予想は同3円増配の16円50銭としており、評価されたようだ。ファンクラブ・ファンサイトの会員数の増加が収益を押し上げる見通し。ロイヤルティーやサーバー費用、人件費の増加などを見込みつつも増益を確保する。
■セーフィー <4375> 685円 +57 円 (+9.1%) 11:30現在
15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は赤字縮小で着地」が好感された。
セーフィー <4375> [東証G] が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は1.1億円の赤字(前年同期は1.8億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
■フォスター電機 <6794> 1,335円 +109 円 (+8.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
15日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は16%増益、15円増配へ」が好感された。
フォスター電機 <6794> [東証P] が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比85.0%増の43億円に拡大し、従来予想の35億円を上回って着地。25年3月期も前期比16.1%増の50億円に伸びる見通しとなった。4期連続増収になる。
■エスペック <6859> 3,165円 +242 円 (+8.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
15日に決算を発表。「今期経常は4%増で2期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ」が好感された。
エスペック <6859> [東証P] が5月15日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比48.3%増の69.1億円に拡大し、従来予想の57.5億円を上回って着地。25年3月期も前期比4.1%増の72億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、3期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を70円→75円(前の期は69円)に増額し、今期も前期比5円増の80円に増配する方針とした。
■テラプローブ <6627> 5,330円 +380 円 (+7.7%) 11:30現在
テラプローブ<6627>が3日ぶりに大幅反発した。同社は半導体のテスト工程の受託などを手掛ける。15日の取引終了後、4月度の連結売上高(速報)が前年同月比12.4%増の31億3900万円となったと発表した。伸び率は3月の8.1%から拡大しており、買いを誘う要因となったようだ。
■クレディセゾン <8253> 3,074円 +205 円 (+7.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位
クレディセゾン<8253>が急反発。15日の取引終了後、取得上限2500万株(自己株式を除く発行済み株数の15.2%)、または500億円とする大規模な自社株買いを実施すると発表した。期間は5月16日から来年5月15日まで。これを好感した買いを集めている。あわせて発表した24年3月期連結決算は売上高が前の期比12.1%増の3616億400万円、純利益が同67.4%増の729億8700万円だった。新型コロナウイルス5類移行に伴う経済活動の回復や個人消費の持ち直しの動きが追い風に。スルガ銀行<8358>の持ち分法適用開始による負ののれん発生益も寄与した。25年3月期は増収・最終減益予想で、配当予想は前期比据え置きの105円を見込んだ。更に2026年度(27年3月期)を最終年度とする中期経営計画を発表。最終年度に連結ROEを9.5%以上、配当性向30%以上を目指す。国内事業の筋肉質化やインドを起点とした海外展開などを進めていく構え。
■関西フードマーケット <9919> 1,959円 +123 円 (+6.7%) 11:30現在
15日に発表した「H2Oリテイが株式交換で完全子会社化」が買い材料。
エイチ・ツー・オー リテイリング <8242> が株式交換で完全子会社化する。7月31日付で同社株1株に対し、H2Oリテイ株1株を割り当てる。
■リクルート <6098> 7,532円 +466 円 (+6.6%) 11:30現在
リクルートホールディングス<6098>はカイ気配スタートとなり3連騰。株価は前日まで新値圏で売り物をこなし頑強な値動きを示していたが、きょうは足もと利益確定の動きを完全に吸収し、年初来高値更新と気を吐いた。15日取引終了後に発表した24年3月期決算では最終利益が前の期比31%増の3536億5400万円と大幅な伸びを示し過去最高を更新した。国内の旅行予約サイトなどが脱コロナに伴う経済活性化の流れを受けて好調に推移し収益に貢献した。ただ、25年3月期については米景気減速などを織り込み、同利益は3150億~4000億円と幅をもたせたレンジ予想となっており、買い一巡後に上値が重くなる可能性も指摘される。
■ホットランド <3196> 2,215円 +134 円 (+6.4%) 11:30現在
15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地」が好感された。
ホットランド <3196> [東証P] が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の15.1億円に急拡大し、通期計画の27.5億円に対する進捗率は55.1%に達し、5年平均の36.6%も上回った。
■保土谷化学工業 <4112> 4,950円 +280 円 (+6.0%) 11:30現在
15日に決算を発表。「今期経常は2%増益、10円増配へ」が好感された。
保土谷化学工業 <4112> [東証P] が5月15日大引け後(17:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比11.9%増の47.1億円になり、25年3月期も前期比1.9%増の48億円に伸びる見通しとなった。6期連続増収になる。
■ミダックHD <6564> 1,503円 +79 円 (+5.6%) 11:30現在
15日に決算を発表。「今期経常は15%増で10期連続最高益、2円増配へ」が好感された。
ミダックホールディングス <6564> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比25.4%増の33.7億円になり、25年3月期も前期比14.9%増の38.8億円に伸びを見込み、10期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、増益になる。
■フコク <5185> 1,857円 +97 円 (+5.5%) 11:30現在
フコク<5185>がマドを開けて4日ぶりに急反発、一時12%を超える上昇で1972円まで値を飛ばす場面があった。ワイパーなど自動車向けを中心に工業用ゴム製品を製造・販売する。ワイパーブレードラバーでは国内で独占的シェアを有するほか、世界的にも高い商品競争力を誇り、売り上げの過半を海外で占めている。自動車生産回復と製品価格の改定効果で業績は絶好調に推移、24年3月期は営業利益段階で前の期比81%増の36億4600万円と急拡大、更に25年3月期の同利益は前期比32%増の48億円予想と大幅な伸びを継続し、14期ぶりに過去最高利益を更新する見通し。また、好業績を背景に株主還元も強化し、前期の年間配当は従来計画に5円上乗せの60円としたほか、今期配当は前期から15円の大幅増配となる75円を計画している。きょうは買い一巡後に上げ幅を縮小しているものの、時価予想PER8倍、PBR0.7倍台と超割安圏にあるほか、配当利回りも4%近くあり改めて上値余地が意識されそうだ。
■レーザーテック <6920> 42,760円 +570 円 (+1.4%) 11:30現在
レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連株が軒並み値を飛ばす展開となっている。前日の米国株市場ではエヌビディア<NVDA>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>をはじめ半導体の主力銘柄が総じて買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5000の大台に乗せるなど上げ足を鮮明としており、この流れに追随している。「決算発表通過で株価が振り回されにくくなり、出遅れ修正狙いの買いを誘導している」(中堅証券ストラテジスト)という。ただ、外国為替市場では急速に円高方向に押し戻されていることで、上値を積極的に追いにくい面もあり、買い一巡後に伸び悩む銘柄も散見される。
■アクセスHD <7042> 976円 +150 円 (+18.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
アクセスグループ・ホールディングス<7042>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の976円でカイ気配となっている。15日の取引終了後に25年3月期の連結業績予想を開示し、経常利益が前期比3.2倍の2億3500万円と7期ぶりに最高益を更新する見通しを示した。年間配当予想は同15円増配の30円としており、好感されたようだ。今期の売上高は同10.1%増の38億円を見込む。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)市場の拡大を想定。プロモーション事業では官公庁からの受託業務拡大を図るほか、採用支援事業でも官公庁分野を強化する。また、新卒分野での人材紹介でキャリアアドバイザーの人員を拡充し、外国人大学生の就労分野を含め拡大を図る。
■オーケストラ <6533> 1,149円 +150 円 (+15.0%) ストップ高買い気配 11:30現在
Orchestra Holdings<6533>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の1149円でカイ気配となった。15日の取引終了後、24年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比21.9%増の33億9000万円、経常利益は同43.0%増の4億2700万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は42.7%と順調な滑り出しとなり、業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。デジタルトランスフォーメーション事業ではクラウドインテグレーションやソフトウェアテスト、ウェブシステム開発などの案件を受注し増収増益となった。デジタルマーケティング事業でも、M&Aを行った企業の成長を取り込んで収益を拡大させた。
●ストップ高銘柄
和弘食品 <2813> 5,120円 +705 円 (+16.0%) ストップ高 11:30現在
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
HPCシステムズ <6597> 1,576円 -500 円 (-24.1%) ストップ安売り気配 11:30現在
アルファ <4760> 2,355円 -700 円 (-22.9%) ストップ安売り気配 11:30現在
サイバー・バズ <7069> 1,392円 -400 円 (-22.3%) ストップ安 11:30現在
デルタフライ <4598> 565円 -150 円 (-21.0%) ストップ安 11:30現在
インバPF <5587> 1,144円 -300 円 (-20.8%) ストップ安売り気配 11:30現在
など、10銘柄
株探ニュース