「化学」が13位にランク、決算発表後の急落で割安感強めた銘柄相次ぐ<注目テーマ>

特集
2024年5月17日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  半導体

2  データセンター

3  人工知能

4  地方銀行

5  生成AI

6  半導体製造装置

7  JPX日経400

8  円高メリット

9  親子上場

10  TOPIXコア30

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「化学」が13位となっている。

国内では3月期の企業決算発表が一巡した。自動車大手など製造業を中心に25年3月期については減益予想を示した企業が相次ぎ、上場企業全体で今期は5期ぶりの最終減益となる見通しだ。一方で、株主還元を強化する企業に対する投資家の関心は一段と強まっており、自社株買いや増配方針の発表で株価水準を切り上げた銘柄の存在もあって、日経平均株価は決算発表シーズン前の4月19日を底に戻りを試す展開となっている。

業種別でみると「化学」は、値上げや構造改革の効果を見込んで今期は増益・黒字転換を計画する企業が散見され、セクター全体でも今期は増益を確保するとの期待が市場では高まっている。大手では旭化成<3407>が、今期の最終利益は前期比2.3倍の1000億円と予想。三井化学<4183>や東ソー<4042>も最終増益を見込むほか、三菱ケミカルグループ<4188>は最終減益予想ながら、本業のもうけを示すコア営業利益は2ケタの伸びを計画する。

しかしながら、増配や自社株買いの発表のなかった銘柄に対しては失望売りが膨らみ、三菱ケミGは決算発表後に年初来安値を更新。住友化学<4005>を含め、大手各社の株価には軒並み下押し圧力が高まり、割安感が強まっている。17日の東証の業種別指数の「化学」は全体相場に連れて下落しているが、PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄が多いセクターとあって、株主還元を巡る新たなアクションとともに、調整色を強めた銘柄の自律反発への期待が強まっているようだ。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.