伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (5月30日記)
日経平均株価は昨晩のNYダウが下げた流れを映して、寄り付き値が大きく下放れて始まる公算です。
寄り付きでの一段安で弱気の流れを確認するため、本日はそのまま下げの流れを継続して、3万8000円以下へ下げる動きになると考えられます。
3万8000円前後の値位置は、5月2日、13日に強く下値を支えられた場所になります。
本日は積極的に下げる可能性のある日なので、下値を支えられる動きがあらわれると、3万8000円の節目が意識されている可能性を考えておく必要が出てきます。
弱気有利な状態ですが、寄り付き後の早い時間帯に下値堅さを示す動きがあらわれるなら、引けまでに昨日の終値3万8556円以上へ値を戻す動きになることも考えられます。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。2月10日発売!最新刊「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。
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