「防衛」が18位にランク、受注拡大期待を背景に関連銘柄に関心<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「防衛」が18位となっている。
日本製鋼所<5631>と川崎重工業<7012>が28日に年初来高値を更新するなど、防衛関連銘柄の一角が強い動きをみせている。木原稔防衛相が4月26日の閣議後の記者会見で、2024年度の防衛関連予算の国内総生産(GDP)比が前年度に比べ0.2ポイント上昇の1.6%になったと発表したことなどを背景に、防衛関連の更なる受注拡大が期待されているようだ。
日製鋼は16日に開いた決算説明会で、25年3月期の防衛関連機器の受注高が1130億円(前期は705億円)になりそうだと発表した。政府が防衛力強化の方針を掲げていることなどから需要拡大を見込んでおり、今月8日には防衛省向け「装輪装甲車(人員輸送型)AMV」を26両納入する契約を結んだことを明らかにしている。
また、川重は防衛省向けや米ボーイング<BA>向けの需要が増加するとみており、今期の「航空宇宙システム」分野の受注高は7500億円(前期は6926億円)を見込む。事業の回復から拡大に向けた体制を整備し、防衛航空機・ヘリコプターの既受注開発案件・量産契約の着実な推進などに注力する構えだ。
他の関連銘柄の今期受注高予想は、三菱重工業<7011>の「航空・防衛・宇宙」分野が1兆7000億円(同2兆687億円)、IHI<7013>の「航空・宇宙・防衛」分野が6600億円(同4237億円)となっている。
最終更新日:2024年07月16日 18時22分