10万円以下で買える、財務健全&低PBR 35社【スタンダード】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。
東証スタンダード上場企業では799銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)株主資本比率が65%以上、(4)PBRが0.8倍未満――を条件に投資妙味が高まる35社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは31日現在)
31日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。
最低投資 株主資本
コード 銘柄名 金額 比率 PBR
<9980> MRKHLD 11000 66.1 0.77
<7908> KIMOTO 21100 80.3 0.54
<6319> シンニッタン 23400 68.6 0.32
<5658> 日亜鋼 31600 70.4 0.29
<9067> 丸運 37000 67.1 0.43
<7455> パリミキHD 37400 73.2 0.65
<5363> TYK 43600 68.9 0.49
<6853> 共和電 44300 72.0 0.68
<6927> ヘリオスTH 47300 77.3 0.53
<4620> 藤倉化 54500 68.1 0.43
<1914> 日基技 60300 66.8 0.55
<9307> 杉村倉 61100 72.4 0.62
<8118> キング 67500 85.6 0.49
<5951> ダイニチ工業 68000 86.9 0.41
<2009> 鳥越粉 68300 79.8 0.45
<8841> テーオーシー 68900 86.2 0.63
<3571> ソトー 72300 75.8 0.64
<6482> ユーシン精機 72400 79.6 0.72
<3447> 信和 73900 74.0 0.67
<8018> 三共興 74100 71.1 0.62
<5356> 美濃窯 79100 66.7 0.60
<6488> ヨシタケ 79300 80.9 0.64
<3361> トーエル 79900 73.7 0.80
<5984> 兼房 80300 81.8 0.39
<1921> 巴 80900 67.4 0.64
<4231> タイガポリ 82300 69.7 0.41
<7871> フクビ 82900 67.2 0.45
<6848> 東亜DKK 85800 77.0 0.76
<9414> BS11 89400 91.8 0.70
<5237> ノザワ 91000 67.2 0.53
<5909> コロナ 92000 72.8 0.36
<7636> ハンズマン 92300 66.1 0.75
<7885> タカノ 93600 79.5 0.45
<7222> 日産車体 95000 67.5 0.74
<4644> イマジニア 97400 89.0 0.78
※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。
※通期予想が最終赤字、無配・配当未定の銘柄は除いた。
株探ニュース