東京株式(前引け)=反発、一時3万9000円台回復
6日前引けの日経平均株価は前営業日比351円58銭高の3万8841円75銭と大幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億7371万株、売買代金概算は2兆3540億円。値上がり銘柄数は675、対して値下がり銘柄数は907、変わらずは65銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク選好の地合いとなり、日経平均株価は一時500円を超える上昇で3万9000円台に乗せる場面があった。前日の米国株市場でハイテク株を中心に投資資金が流入、ナスダック総合株価指数が2%近い上昇をみせ史上最高値を更新したことで、これに追随する動きとなった。特にエヌビディア<NVDA>の上昇が目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅高で最高値を更新したことを受け、半導体関連株への買い戻しが加速、全体指数を押し上げている。ただ、あす7日に米雇用統計の発表を控え、買い一巡後は上げ幅を縮小した。なお、前引け時点で値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が大幅に上回っている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い大幅高に買われたほか、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>などが値を飛ばした。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも高い。日立製作所<6501>も高い。大阪ソーダ<4046>が値上がり率トップに買われ、双葉電子工業<6986>も急伸をみせた。半面、売買代金で群を抜くレーザーテック<6920>が下げ止まらず、リクルートホールディングス<6098>も売りに押された。ニデック<6594>が安く、霞ヶ関キャピタル<3498>も大きく値を下げた。ワールド<3612>、アルプスアルパイン<6770>が大幅安となった。