「円高メリット」が5位にランク、日銀会合を控え関連株の注目度上昇<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が5位となっている。
日銀が13~14日に開く金融政策決定会合を控え、金融政策の正常化を一段と進めるとの観測がくすぶるなか、円高が事業面でメリットをもたらす銘柄に関心が向かいやすくなっている。
日銀の氷見野良三副総裁は4日のイベントで、為替相場の変動が経済・物価に及ぼす影響やその見通しは金融政策を運営するうえで「非常に注意を払ってしっかり分析をしなければいけない」と発言。同日には米ブルームバーグ通信が「日銀は早ければ来週に開く金融政策決定会合で、長期国債の買い入れの減額についてより具体的な方針を示すことの是非を含めて議論する可能性が大きい」と報じ、市場では日銀会合を巡って思惑が高まりやすくなっている。
ドル円相場は4日のニューヨーク市場で154円55銭と約3週間ぶりのドル安・円高水準をつける場面があり、前日には良好な米経済指標を手掛かりに一時156円48銭まで切り返した。ただ、この日の東京市場では再びドル売り・円買いが優勢で、円高メリット株に位置づけられる神戸物産<3038>やワークマン<7564>、ニトリホールディングス<9843>などの動向が注目される。