【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、米ハイテク株高を受け買い優勢 (6月6日)

市況
2024年6月6日 16時09分

日経平均株価

始値  38841.66

高値  39011.93(09:32)

安値  38693.50(13:23)

大引け 38703.51(前日比 +213.34 、 +0.55% )

売買高  16億5286万株 (東証プライム概算)

売買代金  4兆2683億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日ぶり反発、米ハイテク株高に追随

2.米株市場では長期金利低下受けナスダック最高値

3.エヌビディア筆頭に半導体株高が東京市場に波及

4.国内10年債利回りも低下、全体相場に追い風材料

5.個別株は値下がり銘柄が目立ち、全体の6割占める

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比96ドル高と続伸した。FRBの早期利下げ期待が高まりハイテク株を中心に買いが優勢となった。

東京市場では、終始買い優勢の展開で日経平均株価は3日ぶりに切り返したが、朝方に500円以上の上昇をみせたものの、その後は伸び悩み、後場に入ると一段と上値の重さが意識された。

6日の東京市場は、リスク選好の地合いとなった。前日の米国株市場では、雇用指標の発表を受け米長期金利が低下したことでハイテク系グロース株中心に買われ、ナスダック総合株価指数が大幅高で史上最高値を更新、特にエヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連株への買いが顕著だったことから、この流れを東京市場も引き継ぐ格好となった。朝方は半導体主力銘柄が軒並みカイ気配で始まるなど買い気の強い地合いで、日経平均は500円超の上昇で3万9000円台に乗せる場面もあった。米金利低下に引っ張られる形で、国内の新発10年債利回りも0.95%台まで低下し、これもハイテクセクターなどにプラスに作用した。ただ、先物主導の買い戻しで浮揚力が働いた面もあり、個別では中小型株に安い銘柄が目立つ。プライム市場の値下がり銘柄数は1000近くに達し全体の6割に及ぶなど値上がりを大きく上回った。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が大商いをこなし上値指向を強めたほか、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が大きく買われた。トヨタ自動車<7203>も堅調。川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株も揃って上昇。日立製作所<6501>、ルネサスエレクトロニクス<6723>も高い。ミガロホールディングス<5535>が急伸、大阪ソーダ<4046>も値を飛ばした。ミマキエンジニアリング<6638>、タツモ<6266>なども物色人気を集めた。

半面、きょうも断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が下げ止まらず、ソシオネクスト<6526>も冴えない。リクルートホールディングス<6098>も下値を探った。ニデック<6594>が値を下げ、三井物産<8031>も軟調。ワールド<3612>、霞ヶ関キャピタル<3498>が大幅安、アルプスアルパイン<6770>の下げも目立っている。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、第一三共 <4568>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約231円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、ダイキン <6367>、レーザーテク <6920>、京セラ <6971>、エーザイ <4523>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約67円。

東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)証券商品先物、(3)石油石炭製品、(4)電気・ガス業、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)不動産業、(3)繊維製品、(4)空運業、(5)ゴム製品。

■個別材料株

△レジル <176A> [東証G]

光通信<9435>のグループ会社が大量保有。

△積水ハウス <1928> [東証P]

今期業績・配当予想を上方修正。

△サツドラHD <3544> [東証S]

24年5月期業績は計画上振れ。

△カラダノート <4014> [東証G]

大和ハウス <1925> と業務提携。

△Welby <4438> [東証G]

みなし健診サービスに三菱電機健康保険組合が参画。

△jig.jp <5244> [東証G]

「ふわっち」アップストアでの利用復旧。

△ミガロHD <5535> [東証P]

顔認証プラットフォームが野村不動産のマンションに採用。

△アドテスト <6857> [東証P]

米エヌビディア<NVDA>が急騰演じ時価総額3兆ドル突破。

△アップガレG <7134> [東証S]

5月度の直営店既存店売上高10.5%増。

△クレセゾン <8253> [東証P]

SMBC日興証券が投資評価を引き上げ。

▼くら寿司 <2695> [東証P]

5月既存店の増収率鈍化を嫌気。

▼ワールド <3612> [東証P]

5月既存店売上高が2カ月ぶり前年割れ。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ミガロHD <5535>、(2)ミマキエンジ <6638>、(3)大阪ソーダ <4046>、(4)フジコーポ <7605>、(5)タツモ <6266>、(6)トランシティ <9310>、(7)日比谷設 <1982>、(8)天馬 <7958>、(9)アシックス <7936>、(10)安田倉 <9324>

値下がり率上位10傑は(1)ワールド <3612>、(2)霞ヶ関C <3498>、(3)Jディスプレ <6740>、(4)マネフォ <3994>、(5)SHIFT <3697>、(6)くら寿司 <2695>、(7)アルプスアル <6770>、(8)インフォMT <2492>、(9)Jエレベータ <6544>、(10)MDV <3902>

【大引け】

日経平均は前日比213.34円(0.55%)高の3万8703.51円。TOPIXは前日比9.01(0.33%)高の2757.23。出来高は概算で16億5286万株。東証プライムの値上がり銘柄数は601、値下がり銘柄数は988となった。東証グロース250指数は612.53ポイント(10.64ポイント安)。

[2024年6月6日]

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