「バイオテクノロジー」が21位にランクイン、サンバイオ「アクーゴ」への関心高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「バイオテクノロジー」が21位にランクインしてきた。
個別に話題は出るものの、テーマとして盛り上がりに欠けていた「バイオテクノロジー」だが、サンバイオ<4592>が承認申請していた再生医療等製品「アクーゴ」の製造販売承認の可否についての話題が盛り上がったことで、テーマとしての関心が高まった。厚生労働省の薬事審議会再生医療等製品・生物由来技術部会が6月12日、19日に開催される部会において「アクーゴ脳内移植用注」の製造販売承認の可否について審議すると発表したことをきっかけにサンバイオ株は急上昇。18日までに株価は2.5倍以上となった。
19日に同部会が条件及び期限付き承認を了承。承認条件に「本品の品質に関する情報を速やかに収集するとともに、治験製品と本品との品質の同等性/同質性を評価し、結果を報告すること。また、当該結果を踏まえ、必要な承認事項一部変更承認申請を行うとともに、当該申請が承認されるまでの間、本品の出荷を行わないこと」とあり、当面の間は市販品の出荷ができないとあることから、株価も急落することになっている。
もともと、「バイオテクノロジー」関連株は話題の多い分野であり、サンバイオの一連の動きで、他の関連銘柄が見直されるきっかけともなった。この日は、抗重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルス抗体遺伝子の独占的実施許諾契約締結に関する発表を行った免疫生物研究所<4570>をはじめ、カルナバイオサイエンス<4572>、キャンバス<4575>、オンコリスバイオファーマ<4588>などが堅調な動き。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>も高い。