日本オラクルが売られる、24年5月期は最終7%増益で13期連続の最高利益更新
日本オラクル<4716>は売りに押される展開。1万1700円台を軸とする極めて狭いゾーンでのもみ合いを続けていたが、目先ここを下に放れる動きとなった。データベース管理ソフトで圧倒的な実績を誇るが、業績も長きにわたって成長路線を走っている。同社が25日取引終了後に発表した24年5月期決算は最終利益が556億300万円と前の期比7%増益を達成、13期連続の過去最高利益更新となった。クラウド事業が金融や情報通信、官公庁向けで需要を捉え収益を押し上げている。ただ、前の期の業績好調は株価に織り込みが進んでおり、第4四半期(24年3~5月)の伸び率が微増にとどまったことが、嫌気されたもようだ。