<注目銘柄>=インフォR、スタンド設置台数増でユーザー数拡大へ

材料
2024年6月26日 10時00分

INFORICH<9338>は、5月16日に年初来安値3145円をつけた後、6月中旬まで3500円を挟んだもみ合いにあったが、ここにきて安値圏からの離脱を図りつつある。

同社は、モバイルバッテリーのシェアリングサービスである「ChargeSPOT」が主力。5月14日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が1億2500万円(前年同期6400万円の赤字)と大幅に黒字転換した。例年、第1四半期はイベントが少なく、寒さにより人流が減少するため売上高は落ち込むが、そうしたなかにあってもコロナ禍後の人流の増加を背景としたユーザー数の継続的な増加により国内レンタル売上高が伸長。コスト管理の実施により1台当たりの営業利益も増加している。

スマートフォンの電源であるリチウムイオン電池の劣化特性やスマホの買い替えサイクルの長期化、消費電力量の飛躍的な増加などを背景にモバイルバッテリーの需要は拡大している。そうしたなか、バッテリーのシェアリングサービスを利用する人はまだ2割程度といわれており、成長余地は大きい。同社では、駅や空港などの人流が多い施設や観光地への設置を積極的に進めており、ユーザー数の更なる増加により業績拡大は継続しそうだ。

また、バッテリースタンドを活用した広告事業も既に展開しているスタンドを活用することから利益率が高く、今後の収益への寄与が期待できる。会社側では24年12月期の営業利益を16億3500万円(前期比2.7倍)と見込むが、調査機関では今期営業利益17億円、来期31億円を見込むところもある。(温羅)

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.