東京株式(前引け)=前日比380円安、利益確定売りが優勢に
27日前引けの日経平均株価は前日比380円55銭安の3万9286円52銭。前場のプライム市場の売買高概算は6億7919万株、売買代金概算は1兆6630億円。値上がり銘柄数は865、値下がり銘柄数は708、変わらずは59銘柄だった。
日経平均株価は下落。前日の米株式市場は、NYダウは15ドル高と小反発したが、引け後に決算を発表したマイクロン・テクノロジー<MU>の株価は時間外取引で下落した。為替相場は一時1ドル=160円80銭台まで下落し、37年半ぶりの円安水準となった。こうしたなか東京市場で日経平均株価は売り先行で推移し、一時下落幅は470円を超えた。前日までの3日間で1000円を超す上昇を演じていたことから、利益確定売りも優勢となっている。
個別銘柄では、ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が安く、ソフトバンクグループ<9984>が下落。トヨタ自動車<7203>やファーストリテイリング<9983>が値を下げた。ダイキン工業<6367>や伊藤忠商事<8001>が安い。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が高く、日立製作所<6501>や三菱重工業<7011>、ソニーグループ<6758>は値を上げた。