ダイドーは乱高下後に高値圏で推移、株主総会「取締役過半は会社側確保」と伝わる
ダイドーリミテッド<3205>は荒い動きとなった後、高値圏で推移している。日本経済新聞電子版は27日午後1時過ぎ、「衣料品ブランド『ニューヨーカー』を展開するダイドーリミテッドが27日開いた定時株主総会で、会社側が提案した取締役候補6人のうち、取締役の過半となる5人が選任された」と報じた。過半の賛成率を得た候補者のうち、賛成率の高い順で8人が選任され、アクティビストのストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が提案した取締役候補は6人中、3人が選任されたという。午後2時半にダイドーは、株主総会の結果を開示。取締役候補6人中5人の選任と、株主提案の取締役候補6人中3人の選任が承認可決されたと明らかにした。直近で上昇基調が続いていたダイドーの株価は前日に12%を超す下げとなっていた。この日は朝方に買い戻しが入った後、一時下げに転じるなど乱高下を演じている。総会の結果が報じられた後、後場中盤に上げ幅を縮める場面があったが、売り込む姿勢は限られている。