丸一管が3日続落、従業員への自己株付与の関連費用で今期最終利益予想を減額修正
丸一鋼管<5463>が3日続落している。同社は前週末5日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想を見直したと発表。最終利益予想を27億円減額し、216億円(前期比17.3%減)としたことが株価の重荷となったようだ。人的資本への投資に向け、640人の従業員らに対し、総額56億1700万円に相当する譲渡制限付きの自己株式を処分して付与することを決めた。過去及び将来の勤務年数や等級・役職に対応した株式数を付与するもので、過去の労働対価見合いに相当する分の費用38億6000万円を特別損失に計上し、損益に影響をもたらすこととなる。将来の労働対価見合いに相当する分の費用17億5600万円は前払費用として計上する。今期の売上高と営業・経常利益の見通しと年間配当予想に変更はない。