UNEXTが大幅安、第3四半期営業利益51%増も材料出尽くし感
U-NEXT HOLDINGS<9418>が大幅安となっている。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年9月~24年5月)連結決算は、売上高2355億3700万円(前年同期比16.5%増)、営業利益235億3300万円(同51.2%増)、純利益130億1400万円(同55.5%増)と大幅増益となったものの、材料出尽くし感から売られているようだ。
DX商材や家賃保証などのリカーリングサービスが継続的に成長した店舗サービスや、全てのサービス区分が堅調だった通信、新紙幣発行に伴う自動精算機の入れ替え特需があった業務用システムの3事業で3~5月期は四半期における過去最高の売上高・営業利益を達成した。また、コンテンツ配信事業がParavi統合効果と大幅なユーザー増により増収増益となったほか、エネルギー事業もU-POWER顧客増とUSENでんき収益性向上で大幅増益となり業績を押し上げた。
なお、24年8月期通期業績予想は、売上高3160億円(前期比14.3%増)、営業利益285億円(同32.2%増)、純利益147億円(同34.1%増)の従来見通しを据え置いているが、会社側では「第4四半期に販促強化などを実行も通期着地は予想を上回る見込み」としている。