イートアンドが4日続落、第1四半期営業利益は10%減
イートアンドホールディングス<2882>が4日続落している。9日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算で、営業利益が3億3900万円(前年同期比10.0%減)と減益だったことが嫌気されている。
主力の「大阪王将」ブランドの既存店売上高の回復に加え、セントラルキッチン(埼玉県羽生市)の安定稼働により、直営店を中心とした関東圏ドミナント出店を進めたことで外食事業が好調に推移し、売上高は91億2300万円(同1.7%増)となったが、食品事業で、昨年12月に発生した関東第1工場出火の影響に伴い製造ライン数が減少した影響が大きく、営業減益となった。なお、最終利益は出火に伴う受取保険金8億2500万円を計上したことにより6億8400万円(同2.9倍)と大幅増益となった。
25年2月期通期業績予想は、売上高391億円(前期比8.8%増)、営業利益12億8000万円(同20.8%増)、最終利益12億6500万円(前期1億600万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。