東京株式(大引け)=251円高、商い増勢のなか最高値更新が続く

市況
2024年7月10日 15時51分

10日の東京株式市場は主力株中心にリスク選好の地合いが続き、日経平均株価は続伸し4万1800円台まで上値を伸ばし、連日で最高値を更新した。

大引けの日経平均株価は前営業日比251円82銭高の4万1831円99銭と続伸。プライム市場の売買高概算は18億9666万株、売買代金概算は4兆7650億円。値上がり銘柄数は638、対して値下がり銘柄数は931、変わらずは75銘柄だった。

きょうの東京市場はリスクオンの地合いが続いた。前日の米国株市場でハイテク株高が継続し、ナスダック総合株価指数が6連騰で史上最高値を連日更新しており、東京市場でもリスク許容度の高まった外国人投資家の買いが全体を押し上げた。前日のパウエルFRB議長の米上院での議会証言を受け、FRBによる早期利下げへの期待が投資家心理を強気に傾けている。警戒されたETF分配金捻出に絡む売り圧力はあまり反映されず、逆に空売り筋の買い戻しを誘発し、日経平均は後場に入ると上げ幅を広げた。ただ、個別株ベースでは値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回っている。なお、売買代金は4兆7000億円台に膨らみ、6月21日以来の高い水準となった。

個別では、売買代金2位のディスコ<6146>が値を飛ばしたほか、東京エレクトロン<8035>も堅調。ソフトバンクグループ<9984>がしっかり。リクルートホールディングス<6098>が活況高、ファーストリテイリング<9983>も強い動き。東京海上ホールディングス<8766>も買いを集めた。FPパートナー<7388>、日東精工<5957>が急騰、サッポロホールディングス<2501>も大幅高に買われた。サムコ<6387>が大きく水準を切り上げ、三菱自動車工業<7211>も商いを伴い急伸。

半面、売買代金首位となった三菱重工業<7011>が値を下げ、レーザーテック<6920>も下値を探る展開。日立製作所<6501>、三菱商事<8058>なども冴えない。M&A総研ホールディングス<9552>、クリーク・アンド・リバー社<4763>が急落、KOKUSAI ELECTRIC<6525>も大きく売り込まれた。ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>の下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS

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