FFRI、サイバーセキなどセキュリティー関連が高い、生成AI普及でサイバー攻撃リスクも極大化へ
FFRIセキュリティ<3692>、サイバーセキュリティクラウド<4493>、デジタルアーツ<2326>などサイバーセキュリティー関連株への投資資金の流入が目立つ。ここ企業をターゲットとしたランサムウェア(身代金要求型ウイルス)攻撃などハッカー集団によるサイバー犯罪が活発化している。国内ではKADOKAWA<9468>や東京海上ホールディングス<8766>傘下の東京海上日動火災保険などがその被害に遭っているほか、システムインテグレーターとして国内最大手であるNTTデータグループ<9613>も欧州拠点でサイバー攻撃の可能性がある不正アクセスがあったことを前週3日に発表した。生成AIの進化に伴い、ランサムウェアの作成などでサイバー攻撃を仕掛ける側の人的コストが低下している面があり、今後は一段と警戒が必要な状況となっている。そのなか、政府もサイバー攻撃対策に注力する方向で態勢を強化、民間企業でもネットセキュリティー分野で実績の高い銘柄に、関連有力株として物色の矛先が向いている。