「インバウンド」が14位、今週末発表の訪日外客数に期待<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 防衛
2 円高メリット
3 半導体
4 人工知能
6 JPX日経400
8 地方銀行
9 生成AI
10 水道関連
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「インバウンド」が14位となっている。
インバウンドによる収益押し上げ効果が内需株の業績に大きく反映されている。松屋<8237>は12日、四半期決算とあわせて通期業績予想の上方修正を発表した。営業利益は前期比68%増の50億円(従来予想25億円)と最高益を更新する見通しだ。訪日客の増加で免税売り上げが想定以上に拡大したためという。J.フロント リテイリング<3086>や高島屋<8233>も訪日客需要が想定以上だったことを理由に、先月に通期予想を上方修正している。
コロナ禍を経て日本を訪れる外国人観光客の数は増えている。日本政府観光局によると、5月の訪日外客数は304万100人(推計値)と3カ月連続で300万人を突破した。1~5月累計では1400万人を超え、コロナ禍前の2019年を上回るペースとなっている。今週末19日に6月分の発表(午後4時15分)が予定されている。インバウンド関連株への物色の手掛かりとなる可能性があり、その内容に期待したい。
百貨店株をはじめ空運や鉄道株、共立メンテナンス<9616>や藤田観光<9722>などのホテル株に注目。AI通訳機「ポケトーク」を手掛けるソースネクスト<4344>、土産菓子メーカーの寿スピリッツ<2222>、羽田空港ビルの管理・運営を手掛ける日本空港ビルデング<9706>、マンガやキャラクターグッズの買い取り販売を行うまんだらけ<2652>などもマークしておきたい。