注目銘柄ダイジェスト(前場):サーティワン、アルインコ、WASHハウスなど
ピーエイ<4766>:365円(+24円)
大幅反発。24年12月期の復配実施、並びに株主優待制度の変更が材料視される。24年12月期は4.2円の配当実施を発表、18年12月期以来の復配となる。また、25年12月期も配当性向50%で配当を実施するとしている。さらに、12月末の300株以上の株主に対して、クオカード3000円分とドリンク券を贈呈していたが、クオカードは5000円分に引き上げる計画。1年以上保有株主は、クオカード5000円分からアマゾンギフト券1万円分に変更。
サーティワン<2268>:4735円(+570円)
大幅反発。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は15.2億円で前年同期比89.0%増となり、第1四半期の同31.9%増から増益幅が拡大、据え置きの通期予想19.3億円、前期比5.5%増に対しても好進捗となっている。既存店売上高が34カ月連続増となるなど売上の好調が大幅増益の要因に。店舗オペレーション力や改装によるブランド価値の向上、デジタル強化策、商品ラインナップ強化などの施策が奏効する形に。
ヤマシンF<6240>:524円(-25円)
大幅反落。先週は全般的なトランプラリーの中で人気化する格好となったが、本日は短期的な過熱感からの利食い売りが優勢となっている。米バイデン大統領が11月の大統領選挙の撤退を発表している。トランプ氏優位に変化はないとみられるが、民主党の盛り返しにはつながるとの見方から、いったんトランプラリーは沈静化のもよう。なお、バイデン撤退報道前の先週末の米国市場でも、キャタピラーなどは続落となっていた。
アルインコ<5933>:1066円(-82円)
大幅反落。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は5.5億円で前年同期比27.7%減となり、通期計画32億円、前期比79.6%増に対して、想定外の低調スタートとなっている。仮設機材については主要な製品群で購買からレンタルへの流れが継続しているようだ。また、レンタル資産の減価償却の方法を変更によるプラス要因があった一方で、一段の円安進行、原材料価格の高止まりなどが収益を圧迫したもよう。
JR九州<9142>:3926円(+245円)
大幅続伸。鉄道事業の旅客運賃及び料金の上限変更認可申請を行ったと発表している。普通旅客運賃については平均14.6%の改定を申請し、定期旅客運賃については通勤定期で平均30.3%、通学定期で平均16.0%の改定を申請したもよう。実施予定日は2025年4月1日としている。これにより、運賃・料金収入は、2025-2027年度平均で、現行の1482億6500万円から1651億4300万円に増加する見込みのようだ。
AIAI<6557>:1320円 カ -
ストップ高買い気配。19日の取引終了後、24年9月30日を基準日として1株につき2株の割合をもって株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性を向上し、投資家層の拡大を図ることが目的という。また、24年9月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表した。毎年3月末及び9月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、一律で各1万5000円分(年間合計3万円分)のQUOカードを贈呈するとしている。
WASHハウス<6537>:428円(+80円)
ストップ高。事業開始予定を24年10月下旬とし、新たな事業として、丈夫で移設可能なコンテナを活用したコンテナ型セルフランドリー店舗の展開を行うと発表した。出店に係る時間を短縮できるほか、出店リスクを軽減でき定期借地権の残存年数に大きく影響されずに出店できるため、出店可能な立地条件が広がることから、更なる店舗網の拡大につながることが期待される。また、同様のコンテナを活用したコンテナ型ホテルの供給も開始し、ストック型の新たな収入基盤の構築を図る計画とした。
リベロ<9245>:1829円(+76円)
年初来高値更新。24年12月期の連結業績予想について、売上高を32.5億円から34.5億円(6.2%増)へ、営業利益を2.6億万円から4.0億円(同53.8%増)へ、純利益を1.7億円から2.6億円(同52.9%増)へ上方修正した。新規取引先の獲得が順調に進み受注率が向上し、売上高が当初見込みを上回る見通しとなった。また、取引先との手数料条件の見直しを行ったことや生産性が向上したこと等により利益率の改善が図られ、営業利益や純利益も見込みを上回る見通しとなった。
《ST》