東京株式(前引け)=続落、途中プラス圏浮上も買い続かず
24日前引けの日経平均株価は前営業日比85円55銭安の3万9508円84銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は7億8334万株、売買代金概算は1兆8384億円。値上がり銘柄数は385、対して値下がり銘柄数は1194、変わらずは66銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は方向感の定まらない展開で、日経平均は朝方安く始まった後に買い戻しが入り上昇に転じる場面もあったが、その後再びマイナス圏に沈んだ。前日の米国株市場ではNYダウが小幅反落し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も引けにかけ軟化する展開で様子見ムードが強く、東京市場もリスクを積極的に取りに行く動きはみられない。外国為替市場でドル安・円高方向に振れていることも投資家心理を冷やし、輸出セクター中心に買いが手控えられている。プライム市場全体の73%の銘柄が下落している。
個別では売買代金断トツのディスコ<6146>が下値模索、レーザーテック<6920>も軟調。ファーストリテイリング<9983>も売りに押される展開。日本郵船<9101>が利食われ、三菱自動車工業<7211>は大幅安。KOA<6999>が急落、ヤマシンフィルタ<6240>などの下げも目立つ。半面、ニデック<6594>が大幅高、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>もしっかり。ローツェ<6323>も買いが優勢となった。古河電池<6937>が急騰、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>、サンケン電気<6707>も値を飛ばした。イーグル工業<6486>も大幅高。