キヤノンMJが4日ぶり反発、4~6月期営業利益が増益着地で足もとの業績好転を好感
キヤノンマーケティングジャパン<8060>が全般相場軟調ななか逆行高となっている。24日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算は、売上高3189億300万円(前年同期比5.3%増)、営業利益260億3300万円(同3.9%減)と営業減益だったが、4~6月では同3.5%増益となっており、足もとの業績好転を好感した買いが入っている。
エンタープライズセグメントでITソリューションが好調に推移しており業績を牽引する。なお、24年12月期通期業績予想は、売上高は6450億円から6500億円(前期比6.6%増)へ引き上げたが、営業利益540億円(同2.9%増)は従来見通しを据え置いている。
同時に、2200万株(発行済み株数の16.78%)を上限に自社株TOBを実施すると発表した。買い付け期間は7月25日から8月22日までで、買い付け価格は4091円。取得価額の総額は900億4630万円に上る。