ソフトバンクGが遂に1万円大台を割り込む、米ハイテク株急落受けリスク回避の売り加速
ソフトバンクグループ<9984>が急落、約1カ月ぶりにフシ目の1万円大台を割り込んだ。前日の米国株市場ではハイテクセクターへの売りが加速し、ナスダック総合株価指数は650ポイントあまりの下げで下落率では2022年10月以来の急落となった。これが米ハイテク株へ積極投資を行っている同社株にはネガティブに作用しているほか、前日は同社傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングス<ARM>が米国株市場で8%を超える急落に見舞われており、含み資産の減少が嫌気される形となった。ソフトバンクGの株価はテクニカル的には9300円近辺に位置する75日移動平均線が当面の下値支持ラインとして意識され、9500円台は値ごろ感からの押し目買いと高値でつかんだ向きの見切り売りが錯綜している。