コマツは大幅続落、第1四半期は増収増益も材料出尽くし感
コマツ<6301>が大幅続落している。29日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高9598億3700万円(前年同期比6.7%増)、営業利益1569億9300万円(同6.8%増)、純利益1097億3700万円(同4.1%増)と増収増益となったが、材料出尽くし感から売られているようだ。
建設機械・車両部門で、鉱山機械がアジア以外の地域で堅調に推移したほか、産業機械他部門で自動車産業向け大型プレスや、半導体産業向けエキシマレーザー関連事業のメンテナンス売り上げが増加した。また、円安の進行や、各地域での販売価格の改善の影響なども寄与した。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高3兆8610億円(前期比0.1%減)、営業利益5570億円(同8.3%減)、純利益3470億円(同11.8%減)の従来見通しを据え置いている。