東京株式(前引け)=反落、日銀の利上げ観測も売り一巡後は下げ渋る

市況
2024年7月31日 11時44分

31日前引けの日経平均株価は前営業日比156円41銭安の3万8369円54銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は8億1099万株、売買代金概算は1兆9389億円。値上がり銘柄数は967、対して値下がり銘柄数は621、変わらずは57銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は朝方はリスク回避ムードのなか、日経平均は大きく下値を探る展開となり、寄り後早々にフシ目の3万8000円台を割り込む場面もあった。きょう昼ごろに判明する日銀の金融政策決定会合で国債買い入れの減額と合わせて、政策金利の引き上げを行うとの思惑が高まり、買いが手控えられた。ただ、売り一巡後は半導体関連の一角などに買い戻しが入り、下げ幅を縮小している。なお、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を300銘柄以上上回り、全体の約6割を占めている。

個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>などが安く、ソフトバンクグループ<9984>の下げも目立つ。オリエンタルランド<4661>が大きく値を下げ、村田製作所<6981>も下落した。日本M&Aセンターホールディングス<2127>が急落、M&A総研ホールディングス<9552>なども大幅安。トプコン<7732>の下げも目立つ。半面、ディスコ<6146>が朝安後切り返し高くなったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが上昇。TDK<6762>が値を飛ばした。ファーストリテイリング<9983>もしっかり。愛三工業<7283>が急騰、マキタ<6586>も物色人気に。

出所:MINKABU PRESS

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