<動意株・6日>(大引け)=カカクコム、コメ兵HD、日電硝など

材料
2024年8月6日 15時07分

カカクコム<2371>=後場上げ幅拡大しストップ高。午前11時40分ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高177億1300万円(前年同期比15.3%増)、営業利益69億7700万円(同34.9%増)、純利益48億2400万円(同32.1%増)と大幅増収増益となったことが好感されている。食べログ事業で、「飲食店広告」と「飲食店予約」が引き続き伸長したほか、価格.com事業で「サービス」の好調に加えて、「ショッピング」「広告」の減少幅が更に縮小したことが牽引した。また。求人ボックス事業が引き続き高い売り上げ成長率を維持したことも寄与した。

コメ兵ホールディングス<2780>=急反発。6日午前11時、7月度の売上高が前年同月比40.7%増の84億8300万円となったと発表した。増収率は6月の25.9%から拡大。発表を好感した買いが入り、株価は一段高となった。買い取り専門店2店舗を出店。宝石・貴金属、時計、バッグなど、法人オークションの取引相場は前月比横ばいで推移したという。免税売上高比率は17.1%だった。

日本電気硝子<5214>=物色人気に大幅反発。この日、化学強化専用超薄板ガラス「Dinorex UTG」が、6月25日に発表された米モトローラ・モビリティ社の新型折りたたみスマートフォン「motorola razr 50」シリーズに採用されたと発表しており、好材料視されている。「motorola razr 50」は、モトローラが販売する折りたたみスマホで、前モデルよりもヒンジが小型化され、ディスプレーの折り目を最小限に抑えながら、片手でデバイスをスムースに開閉することが可能な点が特徴。日電硝の「Dinorex UTG」は、折りたたみスマホのようなフレキシブルデバイスのディスプレー画面を傷や衝撃から保護するために開発されており、高い表面平滑性と板厚の均一性、曲げ特性に優れ、信頼性の高いフォルダブルディスプレーの実現を可能にするとしている。

ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>=4日ぶり大幅反発。5日取引終了後に4~6月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比5.8%増の1275億8300万円、純利益は同2.9倍の47億8500万円だった。全体相場が急落後のリバウンド局面に移行するなか、決算を好感した買いも入り大きく切り返している。自動車電池の販売数量が増加したほか、販売価格の是正の取り組みを進めたことが業績を押し上げた。また、持ち分法による投資損益や、海外子会社の繰延税金負債の取り崩しに伴う税金費用の減少なども寄与した。

キッコーマン<2801>=物色の矛先向かいストップ高。前日は急落を余儀なくされたが、きょうは一転して一気に切り返す動きをみせている。同社が5日取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(24年4~6月)決算は営業利益が前年同期比60%増の214億7400万円と大幅な伸びを達成した。同社は売り上げの8割近くを海外で占めているが、北米や欧州を中心にしょうゆの販売が好調に推移しており、為替の円安効果も寄与して収益を押し上げている。25年3月期通期の営業利益予想は従来見通しを据え置いているが、進捗率から上振れる可能性もあり、見直し買いを呼び込んでいる。

東邦チタニウム<5727>=4日ぶり急反発。前日は同社株も22%を超える急落でフシ目の1000円大台を約2年半ぶりに下回った。きょうは全体相場が切り返すなか、リバウンドに転じ気配値のまま4ケタ台を回復している。同社が5日取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(24年4~6月)決算は営業利益が前年同期比2.1倍の14億3000万円と急拡大、上期計画に対する進捗率が75%を超えた。これが買い人気を助長する形で投資資金を誘導している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.